2021年秋 ブロンプトンで東北の秘湯へ

夏が過ぎ、昨年来の騒ぎも徐々に落ち着いてきた。世間もようやく平静を取り戻しつつあるようだ。旅にでよう。ブロンプトンで東北の秘湯をめぐることにした。


9月中旬、吾妻小富士の山ふところ、標高900メートルに湧き出す微温湯(ぬるゆ)温泉を訪れた。きびしいヒルクライムでほてった脚をぬる湯で癒す。


9月下旬、七年ぶりの姥湯温泉へ。秘境の駅、JR山形線の峠駅をスタート、少し秋を感じさせる山中、険しい坂をヒルクライムして標高1300メートルに位置する桝形屋を目指す。圧倒的な個性を持つ素晴らしい湯が待っていてくれた。


10月、最上川の最源流にある大平温泉滝見屋を訪れた。こちらは八年ぶりだ。仙境にある湯の谷は少し色づき始めていた。


蔵王連峰のふもとに湧き出す湯、遠刈田温泉へ雨の中を行ってきた。はるか昔から人々の蔵王山への畏敬の念に守られてきた湯の里で、あつ湯の名湯を心行くまで楽しんだ。


11月に入った。白布温泉で滝湯を楽しむ。上杉家の庇護を受けてきた米沢の名湯である。

蔵王温泉は紅葉の盛りだった。贅沢にも足元湧出の川原湯共同浴場を独占することができた。

そして冬がやってきた。今週末、強い低気圧による吹雪により八甲田山は雪で覆いつくされるとの予報である。そんな八甲田の酸ヶ湯を明後日、訪れることにしている。

ブロンプトンでどこまでも

Bromptonで街へ、山へ、海へ遊びに行こう! サイクリング・美食・温泉の旅